関東エリア

第14回首都圏交流会の報告

 9月に会員の澤井孝子さんを迎えて多種多様な経験をお話頂きました。女優、介護福祉士、心理カウンセラー等現在も幅広くご活躍中です。漠然と生きているのではなく、食べた物から何を吸収したか、体験した中から何を学んだかなど心に元気を貰える講演でした。参加者の感想を紹介します。

  1. ♠澤井さんが一つ一つの出会いや縁を笑顔で楽しそうにお話されていて、とても大切にされているのだと強く感じました。先日、大きな問題に直面し、悩みがあったのですが、澤井さんのお話で心が軽くなった気がしました。
    本日参加できて本当によかったです。私も人との縁を大切にし、自分にとって大切だった言葉を胸に留めておきたいと思いました。(T.K/インターンシップ生)
  2. ♠素晴らしい講演をありがとうございました。講師のきれいな言葉、内容の確かさが現在の私にはグサッとくるものばかりでした。また、前を向いて歩いて行けそうです。(匿名希望)

第15回首都圏交流会のお知らせ

◆日時:
12月12日(木)午後1時~4時
◆会場:
東京ボランティア市民活動センター 会議室C
(セントラルプラザ10階)
※飯田橋駅下車(JR・メトロ各線)
◆定員:
12名(事前に参加申し込みをしてください)

 『皆さんの終活、どうしていますか』
 皆さんの考えやお知恵、経験談などお茶を飲みながら自由に話し合いませんか。
 講師として吉澤武虎理事からも自然葬のあれこれ、墓じまいなどの話を聴くことができます。

川崎交流会の報告

 川崎交流会(10月実施)はコロナ禍の前に開いたのが最後で数年ぶりの集会でした。スタッフ合わせ10名ほどの参加者でしたが、堀川さん(当会の監事)の「自然葬と伝統芸能」と題しての講演は、「神楽から葬送を語る」という切り口でとても斬新で興味深いものでした。

堀川さん講演要旨

 今回は、「葬送と芸能の始まり」という題で天岩戸神楽をテーマに講演しました。この神楽は天岩戸(あまのいわと)神話を元に作られています。太陽神の天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れた(天照の死を表す)ことから世界が闇になったため、八百万の神々と天鈿女命(あめのうずめのみこと)が招魂の呪術で天照大神を再生させる物語です。この呪術は芸能の起源とされ、今も様々な芸能のルーツになっています。また、天岩戸は洞穴墓だったと考えられます。洞穴墓は風葬を行った場所で日本の各地に遺跡が残っています。私たちは自然から生まれ、育ち、成熟し、老いて死にます。人間も地球上のあらゆる生物と変わらないわけですから、自然の循環の輪から離れることはできません。私たちの祖先は魂も肉体も自然に還ることを知っていました。仏教が入って火葬が一般化したのはずっと後の世になってからです。ちなみに仏教が生まれたインドでは遺灰はガンジス川に流しますので自然葬です。皆様、魂を癒す芸能を楽しんでください。笑って長生きしましょう。そして、自然に還りましょう。

※「自然葬楽校」の第2回(1/23)で講義されます。(会報136号P13参照)

※お問い合わせは、本部事務局までお願いします。☎03-5577-6209